繊維ニュース 編集部ブログ

2018 19 Jan

デジタル化対応どこまで

【東京本社】業界団体の新年会もほぼ一巡した。来場者数が過去最高を更新した日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)の新年賀詞交歓会は11日に、ホテルニューオータニで開かれた。廣内武理事長は、衣料市場の足元の明るさを指摘しつつ、「ここに来て自分の気に入った商品を、こだわり・選別商品を買おうという流れもある」とあいさつした。

 経済産業省の平木大作大臣政務官は「市場や産業構造は大きく変わろうとしており、産業としてコネクテッド・インダストリーズの実現が重要」と語った。日本百貨店協会の赤松憲会長は「消費構造は加速度的に変化。デジタル化への対応も急務中の急務」と、ITの仕組み作りと共通のプラットフォームの開設も視野に入れる。

 昨年来、デジタル化への対応がアパレル業界で話題になっている。電子商取引(EC)の拡大にとどまらず、物流や需要予測などでも新たな試みが始まりそうだ。(康)