繊維ニュース 編集部ブログ

2018 24 Jan

野菜の高値続く

 【大阪本社】旧暦12月8日、七十二候では大寒の初侯、款冬華さく(ふきのとうはなさく)蕗の花が咲きはじめる頃。中国が原産地のハクサイは、冷涼な気候を好み秋まき野菜の代表で鍋にはなくてはならない存在である。

 ところが4分の1の大きさで198円もし、お手軽な野菜とは言えない。外葉の育ち具合が球の出来を左右し、葉が巻かないとハクサイの形にならない。甘くてみずみずしい大玉のハクサイを作るには、外葉を大きく育てるタイミングの合った追肥が大切である。

 8月の種まきから苗の植え付け9月上旬。収穫までの日数は、約60〜120日。昨年10月に台風21号、22号が日本列島を立て続けに襲い苗が十分に育たなかった。

 収穫時期の現在に至り、南岸低気圧と大寒波に襲われ気温が低下して雨、雪に打たれ葉が痛んでいる。1月いっぱいは、ハクサイにかぎらず高値が続き、2月に入り促成栽培の春物野菜が出回る頃には値段が落ち着いてくるらしい。(博)