六本木 真弓
2018
24
May
トレンドを活かす
単行本「誰がアパレルを殺すのか」が、話題になって久しい。
ファッション市場において微妙な動きが出現している。
DAZZLE FASHION(ダズルファッション)が展開する上海発のファッションブランド「d'zzit( ディジット)」が、17年3月に、日本1号店として出店。
韓国ブランドを取り扱うセレクトショップ「KONVINI(コンビニ)」も同様。
日本のアパレルショップが作るPBがベーシックに傾倒しているのに対して海外ブランドは、トレンディを上手く取り入れ、隙間をついている。
ロサンゼルスで頻繁に買付し、旬なトレンドの品揃えが人気の「PREGA」も、
同様にラフォーレに17年3月から展開している。
過去の延長線上で、アパレルが成長し続けることは、年を追うごとに難しさを増している。
従来の枠組みの中で拡大のしのぎを削る競争から、新たな枠組みを創りださなければならない時代だ。
㈱六本木事務所