上野 君子

2020 03 Apr

割れ物を立て続けに割った

ここのところの情緒不安定のあらわれか、昨日は立て続けに2つも器を割ってしまった。

湯呑み(熊本で購入した渋い小代焼き。ちょっといびつな形が気に入っていた)と、ガラスの大きな器(縁が波打った形の60年代風の赤いガラス。花器のようだが、私は物入れに使っていた。10数年前に古道具屋で購入)。持ち上げて移動しようとしたときに、うっかり硬いものにぶつけてしまったのだ。

 

昔から私はよく器の類を割る人で、気に入ったものほど、あっけなく割ってしまう。手からするりと落ちていく。

丁寧にあつかっているつもりでも、洗いながら手が滑って流しに落としたり、他の器にぶつけたり。いつのまにか縁がかけてしまっているものは少なくない。

あれほどあったワイングラスも今や少なくなっているし、そういえば、沖縄で買ったお気に入りの飯茶碗も今年になってから割れてしまった(実は2つめ。1つめが割れて沖縄から同じ作家のものを取り寄せた。2つめの方はそれでも5年以上はもっただろうか)。

 

ちょうど先ほど、NHK「チコちゃんに叱られる」で、ガラスが割れるのは、もともとガラスにはたくさんの傷が入っているから、などとやっていた。割れて当たり前というわけだが、そんなに繊細なものを扱うのはそもそも私には向いていないのかもしれない。

ああ、ご縁がなかったのかとあきらめるしかないだろう。

 

傘や眼鏡などをよく失くすのと似ているかもしれない。

いかに自分がぼんやりとしているか。

ますます手に力が入らなくなっているし、これから普段使いで頻繁に使うものは、もう少し丈夫なものを選んだ方が良さそうだ。