上野 君子

2020 04 Dec

炬燵のある生活で変化を

昨日も今日も、家におこもり。(外は晴れていたので洗濯は済ませ、布団を干したりしたが)、なんだか気分は晴れないので、掃除や片づけをしながら、炬燵(こたつ)を出してみた。

私は炬燵が大嫌いで、いまだかつて自分では所有したことがなかった。
なぜ嫌いかというと、私は(ヨガなどでいうところの)長座(足を前に出して腰を直角に座る姿勢)が大の苦手だからである。正座も苦手。つまり和室で座ることがダメなのである。
そんな私がなぜ炬燵を使ってみる気になったかというと。
両親が使っていた炬燵が10年以上も使われないまま、物置で場所をとって、あまりに邪魔だったので、廃品回収業者に何度か問い合わせたりしていたのだが、誰も持っていってくれない。家電製品は新しいものでなくてはダメとか、最終点の東南アジアでは需要がないとか…。粗大ごみとして有料で捨てるのもしのびない。
我が家の和室はヨガ用に使っているので、炬燵は置きたくないが、ソファの前なら何とか。ぎゅうぎゅうだが置いてみようか、少しは気分が変わるかもしれないと思ったのだ。

そういえば、「炬燵はあたたかくていいよ」と友人も言っていたし、悪くないかもしれない。
エアコンの暖房は乾燥が激しいので不快だし(加湿器の調整がまた面倒)、寒さがまだそれほどでない時期はエアコンや石油ストーブつけずに乗り切れるかもしれない。

窓の外に目を向けるとベランダの花たち、向こうには海や山も見えるし、部屋の目の前にはテレビもあるし、ここを食卓にしたり、作業をしたり、何か新しい生活スタイルが生まれるかもしれない。
そんな期待を持ちながら、まだ何の結果も出ていないが、とにかく今は少しでも変化をつくっていかないとこの冬は乗り切れないような気がする。
とりあえずは炬燵の布団に足をひっかけて転ばないように気をつけたい。