上野 君子

2020 25 Jan

感謝、感謝の海外出張

山のような仕事(デジタル社会の時代になっても紙の資料は減らない)と洗濯もの(防寒肌着、タイツ、靴下と冬は大変)の荷物を両手両肩に、昨日、1週間強の海外から戻った。こんなことをもう30数年やっている。

 

年齢を重ねるごとに、感謝の気持ちが強くなっている。

今日は晴れて洗濯ものが片付いて良かった。

あちらでは何も失くさないで良かった(パスポートにカードが入った財布、取材の内容がすべてメモしてあるノート、そして携帯電話と、常に緊張して気を付けなければならない身の回りのものも多くなって大変)。

倒れないで良かった(睡眠薬、鎮痛剤、風邪薬、胃腸薬と、いろいろな薬を飲みながら、どうにか持ちこたえた)。

 

帰りの機内では、体がゾクゾク寒気がしていたので、すわインフルエンザ(!)かと一瞬絶望的にもなったが、帰宅後に行った鍼灸の先生によると、極度な過労で熱が体にこもっているせいだという。

夜寝る時にソックスは履かないようにと注意された。

私は日中だけではなく、夜寝る時もソックスをはいていた。

足の裏から熱が放出されないので、かえって体に良くないらしい。レッグウォーマーや腹巻きはいいけれどソックスはダメ、電気あんかは前もってベッドを温めるのはいいけれど、寝る時はオフにすること。昨夜から先生の言う通りにしている。

 

極度な冷え性で冷えるとすぐに具合の悪くなる私は、とにかく冷えには万全の注意を払い、かなりしっかり着込んでいるし、少しでも変だなと感じると葛根湯を飲む。それは自分なりの対処法なのだが、ついつい過度になる。

特に海外出張の時は薬をいろいろ飲みすぎるきらいがあって、それも良くないことは自分でもわかっているのだが、倒れるよりはマシ。

普段はぐっすり眠れる私が、時差に弱い私は、薬を飲まないと眠れないし、薬を飲んでもなぜか明け方4時に目が覚める。これが1週間続くと体も悲鳴を上げるのだ。

 

海外に行くと、感謝の気持ちが強くなる。

特に今回、パリでは大規模なストがあったのでなおさらであった。

電車やバスがきちんと来て、感謝。

時間通りに到着して、感謝。

あまり寒くならないで、感謝。

やるべきことが順調に進んで、感謝。

命あることに感謝!なのである。