北川美智子

2021 01 May

PremiereVision 2022 S/S 2 カラーハーモニー

 今シーズンはおおらかで色彩に富んだかレンジが提案された。
 心和むような滋養に富んだカラーハーモニーと破壊的で混沌とした楽しいカラーの組み合わせがポイント。

 

1)「PALENESS」
 軽快でポジティブでシンプル。
 ピグメントが浸透する柔らかさと、豊かな触感を作り上げる。
 結晶のようにぎゅっと詰まったものでも粒子が粗くても静寂を更に強調するカラーレンジ。
 使用するカラーは1,2,3,4,15

 

2)「REDDISH」
 トーンはオレンジやピンクにまで広がり、貪欲なまでのエネルギーでいたずらや楽しさを演出。
 スパイシーでおいしそうな甘いトーンのビックリするようなハーモニーは新しいテーストを作り上げること間違いなし!
 燃える様な熱力からキャンディの甘さ、生き生きとした弾ける様なサクサク感からしっとりした柔らかさまで幅を広げる。
 使用するカラーは6,7,8,9,10,11

 

3)「BLUISH HUES」と洗練された「VIOLET」はタテとヨコに交わり官能的出夢のようなデジタルワールドを作る。
 ケミカルと光りの連合は無害で心を癒してくれるセラピーを提案してくれる。
 使用するカラーは12,13,14,16,17

 

4)「GREENISH SHADES」
 生々しく、美味しそうでセクシーの表現の旗印。酸味を感じさせる刺激的なレンジ。
 ビックリするような人工的なぐr-ンとリフレッシュするような酸味のある色で構成される誘惑的なボタニカルカラー。
 ファンタスティックな科学の力と持続可能なワイロで自然の存在感を更に強める。
 使用するカラーは19,20,21,22,23,24

 

5)ある種の空間や隙間を生むような「DARK」や「SHADE」カラーはほんのつかの間引っ付いたり離れたりして色が互いにコミュニケーションを取り合う。
 本当に影との間を行ったり来たりしているかのようなダークなカラーレンジ。
 ブルーはバイオレットやモウヴに影を与え、ピンクとオレンジの色相は赤と係わる。
 グリーンと黄は統合し、そのペールな影はダークを誘導しすべての素材にその本質を発揮させる。                 使用するカラーは17,12,18,5

 

 今シーズンは光りが巧みなカラーハーモニーを作り出し、淡い色も強い色も、ダークなカラーもライトなカラーも美しく瑞々しいニュアンスのある調和をうみだしている。
 フレッシュで美味しそうなレンジは透明さや光りの錬金術のごとく化合繊に新しい形を与える。