北川美智子

2019 25 Aug

猛暑の中の秋物展開 2 秋らしい茶のエレガンス

 暑さの中、しっとり落ち着いたキャメルや茶が店頭に秋を知らせています。
「オリンピック・パラリンピックまであと一年」のキャッチフレーズが流れて何となく来年に思いをはせるチャンスも多くなりました。
 前回の黒とは別にやっぱり秋を感じさせてくれる代表的な色は茶系かもしれません。
 さらに茶をイメージしたり、似合う素材は優しい起毛感や軽く膨らみ感のあるウールタッチと言えるでしょう。
 今年はウールの中で梳毛タイプや縮絨をかけた丸編み(ジャージー)の再人気が気になります。
 特に裏無しや一重仕立て、切りっぱなしなどのテクニックが使われたかるく羽織るようなアウターが引き続き注目されているようです。
 キャメルは初秋の茶の中心ですが、赤味を帯びたレンガ色、赤茶なども新鮮です。
 赤やゴールド、黄などとともに様々なアクセントカラーが組み合わされ、選りすぐりのキャメルや茶のテーマが展開されることになりそうです。