武田 尚子

2023 10 Jun

デビューから12年の「HAVIENA」

福岡・久留米市に拠点をおく「HAVIENA(ハヴィーナ)」が、3年ぶりに、4月に東京で展示会を開催。さらに5月下旬には伊勢丹新宿店マ・ランジェリーでポップアップショップを展開し、新作を披露した。

もともとパッドもワイヤーも使っていない総レースのブラジャーの美意識を持ち味に、2011年にデビューしたブランドだが、デザイナーの柴尾陽子さんは市場環境の変化とともにワイヤーブラの良さも見直し、特にボリュームのあるバストの人向けには、デコルテを美しく見せる着け心地のよいワイヤーブラを提案している。

新作コレクション“fantasy”は、ある日本の画家の絵からインスピレーションを得たもので、朝靄(あさもや)、黄昏(たそがれ)、月光(月光)と名付けた穏やかで幻想的なカラーがやさしく素肌を包む。

ブランドの顔ともいえるミニマムなノンワイヤーブラの新作や、リニューアルしたベビードールなども発表した。ブランドのスタート当初から日本国内縫製を貫いている。

ジェンダーに関係なく、主体的で自由に生きるためのコミュニティづくりもスタートしているという。