大城戸織布

2021 01 Mar

ぜんもんのとらい

前門の虎、後門の狼 に因んだ

ハタヤーの諺

前紋のトライ、後紋の多加味

カスタムUPは容易ではない事の例え

 

先ずは、一通り組み立てて稼働テストしてみないと判らない

という事で、基準(元)通りに組付けて

稼動テスト前まで漕ぎつけたが

タテ糸捌きに問題が生じた

色々遣ってみたが、最終的にはJQの吊り込みを前に持ってこないと!

の結論に達した・・・が、厄介である

 

元々は一体型仕様であったが、双方(織機・JQ)の振動を

共鳴させないようにギャントリーで補強した

(画像内に見えるジャッキハンガーは取外す)

このギャントリーを前にズラさないと・・・

 

初期の段階で、画像内矢印のピローを避けて

出来るだけコンパクトに!で設計したが

今となっては、アフターフェスティバル(後の祭り)

 

仕方あるまい

前後に走る100㎜角材を延長して前柱を移動させる事に

 

簡単に緩まない丸印の27㎜ナット

 

機屋の宝刀を持ち出して・・・

も、びくともしない!

ならばと

 

機屋の宝刀Ⅱを持ち出し

 

2~3年に1度使うかどうかの代物

(コチラはトルクレンチ)

 

長尺なので力が入る

緩める時にトルクレンチは、ご法度らしいが

(豊富な品揃えを謳っていたがアキレスが露呈されてしまった)

急を要するので造反?し

脚立の上でバランスを取りながら慎重に緩めていく

 

漸くにして、取外し

 

鉄工所に持ち込み

新たな寸法で加工依頼する

 

時流と反比例したモノ創りの為の仕組み作り

デジタルとは対峙しているが

其処にこそ、おもしろさがある

 

今回、おもしろくないのは

余計な手間が掛かった事ではなく

長尺モノのレンチの延長ソケットが

常備されてなかった事が!である

早速、入手準備しないと~