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2020 02 Aug

「バリー」環境保護プロジェクトの新計画を発表 今秋に富士山の清掃登山を発表

 

動画:「バリー ピーク アウトルック」活動記録

 

 「バリー(BALLY)」が、環境保護プロジェクト「バリー ピーク アウトルック(Bally Peak Outlook)」の新規計画を発表。2020年秋に野口健氏及び富士山クラブと共同で、富士山の清掃登山を実施し、到達が困難な高標高エリアでの廃棄物回収に挑むことも発表した

 富士山の清掃登山は、同社が2019年に開始した環境保護プロジェクト「バリー ピーク アウトルック」の新規計画に基づくもの。同プロジェクトは、山の貴重な生態系を守ることが目的。山地は世界の陸地面積の25%を占め、豊かな生物多様性と文化を維持し、世界人口の12%に淡水を供給している。しかし、山岳地帯やその周辺のコミュニティーは、常に地球温暖化や資源不足、そして観光を原因とする汚染といった悪影響に晒されているという。

 この問題解決に取り組むため、同社は2019年に「バリー ピーク アウトルック」プロジェクトを立ち上げ、エベレストのベースキャンプから山頂までの、史上初となる清掃登山を実現。回収した廃棄物の総量は2トンに上り、その半分以上が「デスゾーン」と呼ばれる極めて標高の高い、危険なエリアで回収されたもの。

 2020年初頭には「バリー ピーク アウトルック財団」を設立し、その新しい強化プログラムの中で、ヒマラヤから富士山やキリマンジャロに至るまで、世界中で意欲的に登山活動や環境保護活動への支援を行うことを表明していた。

 新たに発表した計画では、2年間の一連の活動を通して、ヒマラヤ山脈にそびえる8つの8,000m峰のベースキャンプ清掃を行う予定。その後2021年には、タンザニアのキリマンジャロ山を活動の対象とし、地域の環境問題に向き合い、地元のレンジャーを支援して、山頂へ続くよりサステナブルなトレイルの開通を目指すという。

 また、2020年11月にはサステナブルな「バリー ピーク アウトルック」カプセルコレクションの発売を予定。収益金は全て同財団の活動資金に充てる。

 

「バリー」公式サイト