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2021 15 Sep

「ケンゾー」の新ディレクターにNIGOが就任

 

 「ケンゾー(KENZO)」の新アーティスティックディレクターにNIGOを、2021年9月20日付で任命すると、「ケンゾー」有するLVMHファッショングループのチェアマン兼CEO、およびLVMHエグゼクティブコミッティのメンバーでもあるシドニー・トレダノが発表した。

 NIGOは1993年に東京で自身初の独立ファッションブランド「ア・ベイシング・エイプ(A BATHING APE®)」を起ち上げた。その後、世界のストリート文化の様相を変えていったNIGOは、ディテールに対して鋭い感性を持ち、世界の著名企業やクリエイティブな著名人と頻繁にコラボレーションを重ね、ファッションと聴衆を結び付けるというファッションにとって新たな方法を確立してきた。

 トレダノCEOは「NIGOをケンゾーのアーティスティックディレクターに迎えることが出来てとても嬉しい気持ちでいます。彼のような非常に才能にある日本人のデザイナーを迎えることは髙田賢三氏の築いたケンゾーの歴史に新しいページを刻む事になるでしょう。彼の想像性とイノベーション、そしてケンゾーブランドの歴史に対する想いは今後のケンゾーのポテンシャルを最大限にしてくれると確信しています」と話した。 

 また、NIGOは「ケンゾーのアーティスティックディレクターに任命していただきとても誇りに思います。私は髙田賢三さんがパリで最初のショップをオープンした年に生まれましたし、同じ東京のファッションスクールを卒業しました。1993年にケンゾーがLVMHグループに加わった年に私はファッションのキャリアをスタートさせました。賢三さんがオリジナリティを創造するアプローチの仕方は多様な文化の理解に基づいています。それは私のクリエーション哲学の本質でもあります。賢三さんのクラフツマンシップのスピリットを継承し、新たなケンゾーを築いていくことは私の30年のキャリアの中でも最大のチャレンジでもありますし、チームと共に成し遂げていきたいと思っています。最後に、このようなチャンスをくださったアルノー氏とトレダノ氏に感謝します」と話した。

「ケンゾー」公式サイト