【上海支局】ヨネックスが、バドミントンの中国ナショナルチームのスポンサーに返り咲いた。1980年代初頭から30年弱、同チームに協賛してきたが、2008年の北京五輪を機にスポンサーの「国産化」が進み、地場スポーツ大手の李寧に代わっていた。13年ぶりに李寧からバトンを受け継いだ。協賛先選びは、公平を期すため、上海聯合産権交易所を介して行われたと言う。ヨネックスの“当選”は、中国でも「バトミントンと言えばヨネックス」の地位を築いている証しだろう。00年のシドニー五輪などで活躍し、現在中国バトミントン協会主席を務める張軍氏（写真・右から2人目）が、長年ヨネックス製を愛用していることも有利に働いたようだ。（祐）