繊維ニュース 編集部ブログ

2018 11 Oct

尼崎にあるアウグスブルク

 【大阪本社】先週6日、家族で尼崎市にある大型商業施設、グンゼタウンセンターつかしんを訪れた。自宅の奈良から電車で大阪に出て、そこから阪急に乗り換え……かかった時間は1時間半ほど。一人ならなんてことはないが、4歳と2歳の子供と一緒となるとちょっとした小旅行だった。

 自宅の近くにもイオンモールが2カ所もあるにもかかわらず、尼崎まで足を運んだのは、個性的なショッピングモールらしいと聞き付けたからだ。何やらドイツ南部のバイエルン州にあるアウグスブルクの町を再現したショッピングモールらしい……と。さらには子供が楽しめる屋内遊園地があるとも。ドイツびいきで子育てを趣味とする私にはどうしても行かずにはいられなかった。

 たどりつくと確かにそこはドイツの旧市街風の外観の建屋が幾つも並ぶ。専門店が集まる巨大なモールに加え、スポーツクラブ、スーパー銭湯、インターナショナルスクール、さらにはドイツ風の音楽学校まで! ところどころにドイツ語が書かれていたり、アウグスブルクを紹介するコーナーが店舗内にあったり、その本気度に驚かされた。

 仰天したのはフードコート(写真)。なんとフロアの中にアウグスブルクの街並みをすっぽりそのまま入れてしまった…。見上げると天井に青空が描かれている……。スケールがでかい。イオンモールはもう月イチぐらいのペースで行くので家族全員が飽きてしまっているが、こんな個性的なモールがあるとは。

 尼崎市民にすれば、もう生活の場でしかないのかもしれないが。遠方から訪れた私には非常に刺激的だった。ちなみにアウグスブルクは尼崎市の姉妹都市だそう。もしドイツ人があそこを訪れたら、私以上に度肝を抜かれるだろう。(学)