繊維ニュース 編集部ブログ

2020 05 Aug

義理と人情

 

【中部・北陸支社】先日、西尾市にある企業を取材で訪れた際、吉良3人衆の一人である吉良の仁吉の墓所「源徳寺」を案内してもらった。吉良の仁吉は浪曲、講談、映画や芝居で演じられた「荒神山の喧嘩」で有名な人物。また、尾崎士郎の小説「吉良の男」では”義理と人情“に熱い生きざま様をたたえている。

さて、多分檀家の人達が交代で毎日掃除をしているのであろう。手入れの行き届いた源徳寺には、清水次郎長が建てたといわれる吉良の仁吉の墓が石碑とともに並んでいた。

まもなくお盆。故郷に帰り、親族とともに恒例の墓参りだが今年は新型コロナウイルス禍の中、義理と人情を欠いてもいたしがたない。むしろ近在には思わぬ名所がある。その風景を自己流にアレンジして送るのも喜ばれるかもしれない。(聡)