繊維ニュース 編集部ブログ

2020 26 Mar

問診表の提出で済んだ頃が懐かしい

【大阪本社】2月下旬にインドネシアに出張した。新型コロナウイルスが現在のように爆発的な流行となる前だったことから、イミグレーション(入国審査)で簡単な問診票を提出し、検温だけで入国できたのだから、今から考えるとまだ危機感もそれほどではなかった。

 ところが2月末ごろからインドネシアでも警戒感が急速に高まった。オフィスビルの入り口では入館者への体温チェックなどが始まる。インドネシアで最初の感染者が出るのは、その数日後のことである。

 現在、新型コロナウイルス拡大を防ぐために世界各地で入国制限やロックダウン(都市封鎖)が行われている。わずか1カ月で世界は一変してしまった。今となっては、問診票の提出で世界を移動できた頃が懐かしい。新型コロナウイルスの拡大が一日も早く収束することを願う。(宇)