繊維ニュース 編集部ブログ
2024
24
May
ネクタイの生産背景
【大阪本社】後染めのシルクジャカード織物を製造する小倉織物(石川県小松市)はスカーフや壁紙などいろいろな用途に向けて開発を進めており、今春夏物ではネクタイで採用された。後染めジャカードプリントのネクタイは店頭でも見ないが、およそ10年ぶりの商品化と言う。商品は同社の生地を山形県でインクジェット捺染、岡山県で縫製する日本製。採用した青山商事は、一本ずつに小倉織物製であることを示す下げ札を付けて販売している。オフィスカジュアルの流れでネクタイをする機会が減ってきているが、生産背景を伝える手法は興味を引く。(星)