繊維ニュース 編集部ブログ

2018 13 Mar

ワークウエアの今春夏はシャツが熱い!

 中国・四国支社】ワークウエアメーカーの18春夏新商品は、カジュアル化が進む中で、ポロシャツをはじめとするシャツの新商品が目立った。差別化しにくいアイテムだが、素材やデザイン、機能の工夫などによって独自性を出していこうとする動きが強まる。

 アイトス(大阪市中央区)は、水に浮くほど軽いポリプロピレンを使ったポロシャツ・ジップシャツを開発した。実際手に取ると見た目以上に軽く、さらさらした“ウルトラドライスキン”の肌触りが特長。

 藤和(広島県福山市)は、「TSデザイン」ブランドから2タイプのポロシャツを投入(写真)。クールアイスポロシャツは、前立て部分で圧着による縫製で縫い目をなくしたスタイリッシュなデザイン。カラーラボシリーズのポロシャツは、襟を立たせると後ろ襟にリブジャカードによるブランドロゴが出現、ロゴ部分がメッシュ状になり、風通しを良くする機能を持たせた。

 旭蝶繊維(広島県府中市)は、高機能素材「クールコア」を使ったポロシャツを打ち出した。高い機能性を実感でき、話題を呼びそうだ。

 ポロシャツの新商品が多い中で、中塚被服(福山市)は、「ディモ」ブランドからあえて布帛シャツを商品化。有りそうで無かったスモールカラーのボタンダウンシャツで、特殊加工によりシルクのような柔らかいタッチ感を実現した。

 いずれもカジュアルで着用してもおかしくないデザイン。この春夏はシャツが熱い!(佑)