繊維ニュース 編集部ブログ

2021 02 Mar

マスクに見るモノ作り会社の強さ

 【東京本社】新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化してから、丸1年が経過した。この1年間は、マスクに商機を見いだした企業により、デザイン性や機能性に特徴があるマスクが数多く生み出された。手拭いやはんてんを製作する東京和晒(葛飾区)も、下部を開放する形の「らくなさらしマスク」などを開発した。最近では、塩化ビニール製の透明マスク「ミセルンデス」(写真)を打ち出している。新型コロナ禍がなかったら、同社がこのような製品を作る機会があっただろうか。〝ピンチをチャンスに〟を地で行くたくましさが、日本のモノ作りを支えている。(強)