小山 隆

2020 27 May

DX社会下の商品企画フローとは?

コロナ禍による「3密回避=非効率経営の強制」に対し、これをどうやってチャンスに変えられるだろうか?ここが私にとっていま一番の、考えどころです。

 

歴史、経済、経営、それぞれの立場から、様々な意見が述べられていて、いちいち納得してしまう自分が居ます。そして最低最悪なところまでを想像してみて、解決課題を見出し、解決策を考えてみる。。。。を繰り返す日々を過ごしています。
根底に流れるのはデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation:DX)。トライ&エラーを繰り返す中で今私が思っていることを書いてみます。

 

 


今回のテーマは【DX社会下の商品企画フローとは?】です。


商品企画の立場から考える、解決課題は大きく3つ
1、足元の火を消す
2、商売を立て直す
3、”新しい日常(New Normal)”に備える

 

 


1、足元の火を消す
 ・固定費圧縮
 ・在庫消化

 

2、商売を立て直す
 ・運転資金の配分
 ・利益を残す

 

3、”新しい日常(New Normal)”に備える
 ・生産性向上・・・3密回避の経営
 ・商品企画・・・「コンテンツの商品化」

 

1、2、に関しては当方を含め皆さんが対峙されていることと思うので個別具体には触れません。その次に進んだとして、 ”新しい日常(New Normal)”に対して、商品企画面から具体策を開発してゆくことが私の役割だと考えています。

もしかするとポジショントークが入っているんじゃないかと思われる方がいらっしゃるかもしれません。が、これは私の現在の立場( SPA)から感じている事がベースになっている事を追記しておきます。(ポジショントークではありません、リアル体験です)

 

 

3、DX化する”新しい日常”に備える
「生産性を高める」
 *固定費の圧縮、運転資金の配分見直し
 ・事務所 ・・・テレワークの拡大・既存設備縮小
 ・ヒト  ・・・「優れたフリーランス集団」という武器
 ・商品企画・・・必要とされる商品を探し当てる力
 ・製造  ・・・必要なとき必要な分だけ供給する体制
 ・販売  ・・・オンライン接客・オンライン受注会の拡大

 

「商品企画フローを見直す」
 *以下すべての工程がデジタル・ベースであることを前提とします。
 *ここではDX推進の責任者を商品ディレクターとします。
 ・コンテンツを探す・・・マーケターx商品ディレクター
 ・商品化を検討する・・・商品ディレクターxデザイナー
 ・人々の評価を聞く・・・マーケターx商品ディレクター
 ・試作品を開発する・・・商品ディレクターxデザイナー
 ・広告テストを行う・・・広告プランナーx商品ディレクター
 ・需要予測・発注 ・・・マーチャンダイザーx商品ディレクター



これらの考え方を、超シンプルな図で示してみました。
 

 


上記の各業務フェーズに対して、専門特化&高度化されたデジタルサービス(ツール)がどんどん出て来るんだろうと思います。


個別に導入して行くと効率が悪くなると思うのでビジネスモデル、到達後の未来像と期限を決めシミュレーションを行なってからツールを検討するのが現実的かもしれません。