小山 隆

2020 20 Jan

【実態調査】2020冬 防寒着トレンド コート編

[レディス]原宿トレンドチェック
撮影日:2020年01月19日(第3週)
気温:9度 晴れ
母数:202人
標本数(n):110人
出現率:54.5%
 
 

◆現況:
今シーズンの商戦は全体的に苦戦が続き、特にアウターの販売不振が深刻ですね。。エンドユーザーはどういう状況になっているのか? 気になります。「私達とエンドユーザーとの間にはギャップがある」と仮定して当レポートを作成してみました。
◆使用目的:
コート・アウタートレンドの着用実態と自社製品の販売実績を照合する
◆分類方法:
先ずはコートやアウターなどアイテム別に分けて全体の構成を数値で把握。
その後各アイテムのカラー、素材、デザインなどを掘ってゆきます。
データはタグ付けしておくことで分析の幅が広がります。
 
 

◆今回のテーマ:
「コート」
出現率第1位は「コート」54.5%。
そのうち、「ウール系」が83.6%と圧倒していました。
 
 
 
 
 

今シーズンの「ウール系」は、2つのトレンドがありました。
1つが「色もの」の増加、もう1つが「柄もの」の増加です。
定番カラーとされていたネイビーやブラックの出現率は2つ合せても13.0%。
ベージュに関しては4.3%でした。。。。従来の数量バランスでは売上を伸ばすのは難しかったかもしれません。
 
 
 
 
 
 
カラーの上位3つは以下のとおり。
1位「色もの」25.0%
2位「柄もの」19.6%
3位「オフ白、オフベージュ」17.4%
 
 
 
「色もの」の内訳と順位は、
オレンジ→ピンク系・グリーン系→ラベンダー系・ブルー系→イエロー系→その他の順番です。
 
 
 
 
「柄もの」に関しては、
”ブリティッシュトラッド柄”の復活が顕著。
デザイン面に関しては写真を掲載しておきます。
 
 
 
 
ちなみに、
「非ウール系」16.4%に関しては、
ボアやフェイクファーなど70年代風味の素材使い・デザインのタイプが印象的でした。
 
 
 
 
 
 
出典:
リサーチ&デザイン東京(Research&DesignTOKYO)
http://www.shibuden.biz