Rocky
2021
27
Oct
JAN8開発
何故にJAN8を開発したか?d2cが素晴らしいと騒いでますが…リアル店舗の価値を忘れているなぁ…と思ってました。
断言します!リアルが無いブランドで大成功するブランドは絶対に無いです。リアル店舗あってのECです!
ビックリするのは、コロナ禍でリアル店舗が不審なのに…EC比率が高いと喜んでるブランド…当たり前でしょ?ECが伸びたのも当たり前の話です。
ECとリアルはライバル?
在庫の取り合い?
高いシステム入れて在庫連携しても客注はわざわざ電話?
閉店後にECに在庫を引き当てしても…取り置きだったからカゴ落ち?
そもそも多品種のアパレルを在庫連携してもどれだけ効果ある?
開発するに当たり、様々なブランドを徹底的に調べました。
そこで最も素晴らしいのは、とあるグローバルブランドです。EC在庫を各ショップで販売しています。しかし…他店舗にある在庫の客注は対応しません。何故なら…リアル在庫を把握する事は不可能だからです。
接客中の在庫や取り置きの在庫はポスには上がって来ませんからね。だからこのブランドはECに在庫が無いと、在庫があるお店はご紹介してくれますが商品の取り寄せはしてくれません。問い合わせはお客様がして下さいとの事でした。
正直…冷たいなぁと感じましたが…まっ、VIPなら違う対応でしょう。
「そうか!もっとシンプルに考えた方が良いんだ!EC在庫をリアル店舗が販売すれば良いんだ!」
ECはまるで中間マージンがかからない素晴らしいものだと勘違いしてます。ECは砂漠にお店を出すのと同じ事です。だから広告費をかけないと売れません。
そもそもリアルのお客様はブランドのファンです。そのお客様をECに送客することが1番売上を上げられます。
お客様にとってもリアル店舗に居ながら販売スタッフに、店舗にないECの在庫を接客して貰えたら快適です。
そこで考えたのがJAN8です。考え方は至って簡単で、ECを各ショップのストックスペースと位置づけて在庫を最も多く引き当てします。
そしてその在庫を各ショップがJAN8で販売します。そうすれば売れるかわからない在庫を全国にばら撒く必要は有りません。
しかし…間違えてほしく無いのは、サンプル並べてショールーミングショップにすることです。
そもそも…優秀な販売員が居て、更に直ぐに買える在庫があって…きちんとVMDが出来ていても集客に苦労しています。
それなのに…サンプルしかないショップに誰が行くのでしょうか?どうやって集客するのでしょうか?売り手側の効率だけを考えてるとしか思えないです。
だから…JAN8を使ってリアル店舗を瞬時にハイブリッド店舗にした方が良いです。
ただ…ここでデベロッパーの問題があります。リアル店舗でショールーミングをすると家賃が入らないです。
これも大きな問題です。日本のファッションはデベロッパーに支えられて来ました。デベロッパーが衰退したら大半のアパレルは倒産します。
そこでJAN8はデベロッパーにもきちんと家賃が入るプラットフォームになれるように開発しています。
しかしながら…様々なシステム連携が必要なのでどうしてもコストがかかります。
コロナ禍で厳しい中で高コストでは広がらないなぁ…と考えました。
そこで開発したのがJAN8 CSです。これはアプリをダウンロードして、商品登録をすれば直ぐに使えます。しかも、あくまで接客ツールなのでデベロッパーにも全く問題有りません。はい、決済は店舗で行います。
JAN8 CSを使えば以下のような事が可能です。
*店舗にて試着したけど買わなかった商品、試着さえされなかった商品を簡単に分類できます。
*お客様の生の声を記憶から記録にして簡単にデータをとれます。
*お客様が買うか悩んだ商品を追ってお知らせが出来ます。
*SNSにアップするのが簡単になります。
もちろん今も日報などなどで情報収集はしてると思います。これを簡単に出来るようになります。
商品企画会議で販売スタッフの記憶に便るのはもうやめた方が良いです。お客様の生の声をきちんとデータとして収集することが大切です。
試着さえされず…売れなかった商品はやらず、試着したけど買わなかった商品のお客様の声をデータ化して商品開発すれば企画精度は必ず上がります。
もちろんファッションなのでクリエイティブを忘れてはダメです!
そこはアングルオブクリエイションが…(笑
JAN8 HP
おしまい…。