山中 健
東コレ所感 1
昨日の10月15日から東京の「アマゾンファッションウィーク東京2019春夏」が開幕しました。
今回のラインナップ、率直に言ってちょっと地味です。ミセスプレタは健在ですが、東京の強みは、ストリート、メンズ、リアルクローズだと思います。その視点で見るととちょと残念な気持ちで初日に臨み、そして初日を終えてしまいました。
その中で、初日で面白かったショーやイベントをピックアップします。
まずは、釣りのDAIWAが始めたファッションブランド「D-Vec」。アスレジャーとフィッシング融合したブランドとしてすでに東京のファッションウィークでは、お馴染みとなっています。今回のショーは、赤坂ARKヒルズの噴水広場でショーを行いました。私のシートは、滝のように流れる水の裏側。そこでショーを眺めるという驚きの体験です。ショーが終わっても耳鳴りがして。。。。この耳鳴りで少年の頃に渓流釣りに行ったことを思い出しました。ルックはユーティリティを拡張したモード。ハイテック素材を作ったアイテムなども魅力でした。
VIA apparel-web.com Photo by Ko Tsuchiya
文化学園で行われた新人「IHNN」のショー。以前ミニショーを見に行き、研ぎ澄まされた感覚に感心したものです。今回は、母校の中庭でショーを開催。マーチングバンド、富永愛や俳優・井之脇海がモデルをつとめるなど華やかなショーに。コレクションの内容もエッジが効いておもしろい。99%1S、アクオドバイチャヌのように、東京のファッションスクールを卒業した才能あるアジアンデザイナーが東京を発信の場に選ぶというケースが、今後増えていきそうです。
そして、変わりダネは、アマゾンファッションの特別プログラム「AT TOKYO」で行った、「SKOLOCT」。ストリートシーンの牽引役が行ったのは、アートの展覧会。アートTシャツなどはありますが、展示しているのはアート作品。ストリートの空気が満ちたグラフィティの世界を堪能できます。また、作品をその場のQRコードやオンラインで買うこともできます。
服でもなく、ショーでもない、そして販売会がファッションウィークでハイライトされる。ファッションウィークの変化と東京のアイデンティティを色々と考えたイベントでした。
20日まで続く東京のファッションウィーク。新しい発見を期待して回ります。記事の他にこちらに所感を綴っていきますね。
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