生地 雅之

2025 19 May

提言2

最近、マーケットを見ていると感じる事が多々あります。
1,    ビジネスとは儲けない(人件費を含む経費を払って黒字)と継続できない。
当然の事ですが、意外と儲けていないのです。
昨今の決算を見ても、売上規模はともかく、イオンGとセブンGの営業利益の差は?
セブン並みに営業利益を出せると宣うが、出してから言って欲しいものです。
最近は同価値なものを流れ(値上げブーム)で値上げして利益を上げているが・
既存事業(得意分野)をシュリンク(経費カット)させても黒字にできないなら、何(慣れてはいない新規事業)に手を出しても駄目。頭でっかちでは無理。すべて実践が伴わないと。

2.経営者(TOP)は、経営の出来る人。男女や年齢は何の関係もないのですから。
オーナーができ、代わり(後継者)ができないのなら死ぬまで経営者であるべきです。例えば、FRやAEON等のように。

業界の盟主になろうとしても、器の小ささはカバーできない。日頃の考え方が重要か?
角度の違ったアイデアだけでは安定黒字を維持・継続できない。
過去には素晴らしい経営者(松下幸之助等)もいらっしゃったのですが、その時代に通用しても現在に通用(具現化できる)する事ができるか否かが勝負なのです。

3.スキルは後発の方が経費が小さくて済む。
先行すると投資が大きく、右往左往しながらのチョイスになり、無駄が多い。
例えば、5月に終了するSKYPE等。
よって、ONLY-ONEかNUMBER-ONEになれるような業種に手を出し、そう簡単ではなく。知恵(ブランディング)を出すべきなのです。
百貨店のPOS-DATAが遅れている事は大丈夫でしょう。焦って手を出さない方が、どこかの百貨店のクラウド型導入(何でも自前主義ではなく)でランニング経費を削減のように。

4.ネットワークに勝てるシステムはない。
頼れる相手が信頼できなければ仕事は頼めない。企業の大きさのみでなく、信頼できる人材にこそ価値があり、仕事が依頼できるのです。
依頼しても心配なら安心して寝られない。顔を見ないで依頼すれば、簡単に裏切られる。
勿論、顔を見ても裏切られることもあるが、見抜く目は養える、これもスキル。

5.マスコミのフォロー記事

  最近やっとマスコミのフォロー記事がでてきました。日経MJにです。少しはまし(ネタがないの)か?

震災後の5年程前にパソナが淡路島に移転し、従業員も多く移転しました。活動拠点を移した後のアンケートです。現在住んでいる人に

意見を聞いても、自分の判断を間違ったと答える人は少なく、自己判断を否定できる人はごく僅かなのです。

  リモート会議や営業活動が米国のように変化して、やっていけてると思っても、FACEtoFACEならもっと上手く行っているかも?.2つ選択 をできることがないので、推測しかありません。

このように、お買い上げになった人の声と同様、買って失敗したとは自認できる人は少ないので、このようなアンケートは参考にならないのです。勿論こうしてくれたら買うとの声もそうしても結果買わないのですから、アンケートの読み取りは難しいのです。

インターネットアンケートしかり、インターネットを使える人だけの中の回答なのです。どこかのリサーチ会社の1万人のデータなど、3年に一度であり、10年前の50才代がPCの使える淵が役10%入らっしゃったが、10年後の60才代には10%程度になっているので、60才代が勉強をしたようなコメントがありましたが、50歳代の人が年をとっただけであり増加していないのです。

本日の日経MJの一面のように、S.RIDEが黒字化の記事ですが、新規角度での事業拡大ができる企業はほんの一握りなのです。

経営は打率同様であり、(一度結果を出した打点やホームランのように下がりはしないが、)上がったり下がったりするものなので、この企業が継続できるかは疑問ですが、

本日の日経MJに24年に米誌が行きたい観光地の3位に山口県を取り上げたが、振り返ると増えたのは日本人であったり。その1年前には盛岡市が2位であったのが振り返ると東北のハブ的になり、訪日客が増えたとの事。マスコミに取り上げて貰う他力本願よりも自らが何をしたいのか、やるのかが重要なポイントであるのです。

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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