生地 雅之

2020 21 Sep

上を見て仕事する

現在の企業において、社員(ミドル~ボトム)は上を見て仕事する事は否定できないのです。

オーナー社長やサラリーマン社長の企業とは関係もなく、人事はそうフラットには行われてはいないのが実情なのです。

昇格試験は表向きあるものの、その昇格基準をクリアした人のみが昇格して、企業経営や運営が上手く行く筈もないのです。実力のある人は意外と一般的な昇格試験の基準を満たしていない人も沢山いらっしゃるのです。

例えば、美術の展覧会に出品する画家は、ある程度の教育を受けた人(卒業生)がほとんど出展していらっしゃるので、ある程度の学歴のある人の中から出展されていなく、当然入選もされないのです。あの有名な天才画家と言われる山下清氏でさえも同様な位置づけなのです。

 

過去も現在も残念ながら、トップに嫌われては出世もままならないのですから、逆らわない・逆らえないのが普通なのです。確かに企業経営や現場運営に自ら異論があるのは当然なのですが、そのまま直接言っては角が立ち、トップから認めて頂ける筈はないのです。

人間は「生まれ」も「育ち」も「職業」も違うのですから、考え方が異なるのは当然なのですが、人間の基本は「持論に同調する人は認めるが、異論は受け付けない」のがスタンダードなのです。その事を踏まえてどうするか?上手に持論を通すのか、出来ないなら辞めるのか?

やり方は「YES、BUT」法しかないのですが、それでも時と場所、場合を選ばないと正論が通らないのです。正論をストレートに伝えても、理解されたり評価されたりすることはほとんど不可能なのです。それは小職の前職のように心の広い仕事にも評価にもシビアな上司に恵まれないとあり得ないのです。

 

TOPに上り詰めて自分の正しいと考える方法で、企業経営や現場運営を実施するには、過去にこのブログに記載の「自分ならメモの勧め」(20年3月9日付)を実行する以外はないのです。その他「人事天命を待つな」(19年2月25日付)もご一読下さい。

https://blog.apparel-web.com/theme/consultant/author/ochi/8c0fc91e-9825-44a1-95df-d85b877ccc5a

https://blog.apparel-web.com/theme/consultant/author/ochi/3d508088-1ca4-49a4-9053-df44c78ff492

 

現在の企業で自分不振の原因をどう見るか?他者(企業や上司、同僚、部下、クライアント等)要因にするか?自分要因とし、自分で出来る事を見つけ自己研鑽するようにするかで、全く異なるのです。「あるある」と同調されても、その後自分はと振り返ってみてください。

現在は自社内で自分がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経営環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自分は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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