生地 雅之
沼津エリア
最近掲エリアに行ってきました。
行く途中に港南台と大船に寄ってきました。鴨宮のダイナシティ(元小田原西武=ダイドー工場跡地)やその先のフレスポ(過日記載済み)を通り越して、三島の先の沼津まで。
1. イオンスタイル港南台
フロア(カテゴリー)毎に営業時間が異なるのです。B1Fの食料品は8時から、千葉・南行徳のそこらの食品は7時から。ここの1Fのフードコートは9時から(サラリーマンの朝食目的か?)2F以上の通常物販は10時からとばらばらなのです。お客様も実態の合わせての営業時間は親切にも映りますが、経費は?デべとしても人件費や光熱費等も掛かっているのでしょうから、どこかで回収しないと赤字なのです。イオンはサービスのつもりなら、もっと切り詰める所があるのでは?
商品の原価削減の努力を惜しんでいるように見え、値上げが風潮として通るので、値上げし続けているのです。パッケージの色を変え新商品のように見せ、中身が増量も品質も向上させないでの値上げや、中身を10%程度増やし15%以上の値上げ等、消費者に見抜かれているのです。要は館のイレギュラー(開店時間が違う)なのですから。何らかの形でテナント負担もあってもよいのでは?店に来るまでのバスや駐車場等の負担は利用されている人に依存しているのですから、使用している人に全額ではなく、一部負担もあり得るのではないでしょうか?
売上重視主義でのサービスのみではなく。適正な経費の掛け方も見直して欲しいのです、
2.バーズ港南台
元高島屋港南台店でしたが、百貨店としての維持は難しく、ファッションビルに移行したのです。当初からテナントだらけですが、無印良品やオンワードクローゼット等があります。
オンワードのビジネスはワールドの逆張りであり、百貨店とアウトレットの展開方法を逆にしているのです。ワールドは既にコンサルに身を置き、アパレルはM&Aしているのですが、まともな再生はできていません。オンワードもアパレルを継続している様には見えますが、オンワードクローゼット等をイオンモールや地方百貨店への展開で維持しているのです。三陽商会のようなアパレル本業の経営の立て直しはできていません。三陽商会の本業の経営の立て直しは、有言実行で素晴らしいものです。
どんな手法であっても営業利益を出し、社員の人件費を含む経費を払って儲けているので、問題はないのですが。出来ていない企業の多い事。よく見ると社員や部下が悪いのではなく、経営者の意識が変わっていないだけの企業が散見されます。
カナダの精神科医の言葉やアドラーの心理学の言葉に「過去と相手は変えられないが、自分と未来は変えられる」という言葉があります、中々難しいのですが、出来る人が企業を安定黒字化にさせているのです。
小職はそのお手伝いをさせて貰っているのですが、そう簡単ではありません。
3.ルミネウィング大船
最初は川越駅前のアトレのようなJR東日本がやっている商業施設ではなく、単独でたまたま名前が同じという程度で訪れたのですが、JR東がそう簡単に「ウィング」を付けてはいないと思ったからなのですが、意外や意外につけていたのです。商業施設(物販ではなくデべですが)を始めたばかりでここまで広がると思っていなかったのかも。その時には名前に戦略がなかったのか、プライドがなかったのか?別にウィングがなくても近隣の消費者は来店されていたでしょうが、フロアガイドがあり、他のルミネのような冊子でしたので、インフォメーションに聞いてみましたので、上記の事が判明したのです。
駅ビルで多層階であり、3FはJR改札に連動しており、2Fもモノレールに連動している便利な構造なのです。 ここにもオンワードクロ―ゼットがありました。現在の百貨店では、百貨店の中流品(オンワードや三陽商会のやっていたブランド)が売れていないのですが、オンワードも三陽商会も倒産もしていないのです、百貨店では売れていないのですが、他のチャネルで売れているのです。
4.ららぽーと沼津
大船からJR東海道線で熱海経由沼津まで行き、南口からバスで掲店まで25分程で向かいました。沼津駅は熱海までがJR東であり、そこ以西はJR東海なのでしょう。よって、(その後別の日に訪れたJR東海の安城駅の駅員さんに聞いたのですが、まだ一部のエリアでは機械化ができていませんとの言い訳でした=数年前に来た時からから何も変わっていません)スイカやPASMOは使用できませんでしたので、駅窓口での駅員さんでの精算なのです。関西の地下鉄や私鉄がPASMOやSUICAが使えるのに同じJRでは仲が悪いいのでしょうか?不便さは否めません。JR東が東海道新幹線を持って大きな黒字のJR東海を妬んでいるのか?
掲店はOPEN当初に訪店しており、3層でなんら変化もなく、当初からフードコートが1F(キッチンストリート)と3F(沼津グランドコート)にもあるのです。コロナ後ファッションが売れていないので、現在なら妥当でしょう。
面白い事にインフォメーションのIマークが様々なところにあり、受付とはなっていなくフロアガイドのある(エスカレータ)横の柱に貼ってあるのです。人のいる受付は1Fの中央のみなのです。(ここしか見つけられなかったので、イオンもイオンモールの埼玉エリアの店で1か所ありましたが)人件費削減の折、当然の処置でしょうが、違和感を感じました。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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