沼田 明美

2021 03 Oct

実店舗で出来る事の可能性

先日行った大阪の百貨店。一年前はインバウンド効果の中 かなり投資した改装で入場客数も凄いものだったけど、まさかの虫食い状態。こんなエスカレーター前の一等地まで、空きテナントなんて、、、と2年前では考えられない状態が大都市をメインに襲い掛かっています。郊外は比較的顕著な数字回復ですが、都会のど真ん中ほど厳しい状況は続いて、リアル店舗の意義が問われています。

本日の新聞で百貨店が、「今後5年程度かけて国内全10店に人工知能(AI)カメラを大規模導入する。客の年齢や性別、店内での行動履歴をきめ細かくデータ化し、商品開発などに活用する。新型コロナウイルスの影響で百貨店は客数減が続く。海外新興勢は実店舗データの活用で店の数を増やしており、日本でも採用の動きが出てきた」と掲載。

既に4,5年前から大手アパレル、新鋭アパレル等ではAIを使った可視化はとっくに進んでいて、もっと大事なのは「で?」ってことのような気がします。「で?」っていうのは行動を細かく分析して「何をするか」です。もっと言うとすぐ実行に移さないと商品やマーケットはどんどん変わるから遅くなると効果なし。

データはデータを取るのが目的にならないようにしなくては、、、と改めて思います

 無印良品の古着「ReMUJI」リサイクル・リユース活動、「もったいない市」の常設、フードロスの削減などの取り組みで、地球の未来を考えるきっかけとなる店舗作り。リアル店舗の意義が問われています