北村 禎宏

2019 15 Sep

5%以上持ち出し

 10月からの5%還元は私たち消費者にとっては歓迎すべき有り難い措置だ。その一方で5%以上の持ち出しを強いられているという戯言をひとつ。

 電子タバコのアイコスに切り替えて三年以上になる。その間、本体を6台購入してきたのでイニシャルコストは数万円。ランニングコストのスティックの消費ペースは紙巻のときとほぼ同等なので、およそ一日一箱20本。

 以来およそ20本に1本以上は品質不良により廃棄しているので、それが5%以上の持ち出しになっているという意味だ。公式HPには均一に葉が巻かれていない場合があるので、そのときはあらかじめブレードを加熱してから挿入するよう案内されているが、それでも本来のフレーバーには遠く及ばないスティックがその歩留まりで存在している。

 紙巻の時代にもフィリップモリスを愛用していたが、葉のつまり具合はJT製に比較してスカスカであった。フィルターを下にトントンとすれば、およそ5mmから時には1㎝近く圧縮される個体が少なからずあったと記憶している。アイコスのパッケージで、外装フィルムを開封するテープの不具合が片手以上両手未満に回数記憶にあるので、その品質不良はおよそ0.5~1%というところか。アメリカ製品のクオリティとしては十分な水準なのだろう。工業製品のクオリティは日本>米国>中国と並んでいる。

 JTは地方×シニアには強いが、都心×ヤングではPMとBTに大きく水をあけられている。NTTドコモは、バンクとauに対して同様の状況にある。品質と安心感安定感は地方×シニアと相関しているようであるが、果たして因果関係はいかに。はたまた第三の真因が外に隠れているのか。