児玉 千恵子

2021 19 Oct

ハロウィーンは魅惑の空間で 繊研新聞 FB連続小講座 連載③ 売り場のグリーンサム

(C)DOMINANT LIMITED C.KODAMA 我が家の裏庭に、想紫苑(おもわれしおん)の花が咲き出した。
 その花の、はかなげな薄紫とは正反対の、パンチの効いた黄色(かがり火)、橙色(カボチャ)、紫(夜空)、黒(暗い闇)といったハロウィーンカラーが、各地の商業施設や中小個店の店頭を埋めつくしている。
 ボスデーのギフトキャンペーンが終わると、衣料、飲食、お菓子、バラエティショップなどは、ハロウィーン(10月31日)へとアクセルを踏みこんでいく。
 わが国のハロウィーンの市場規模は、およそ1100億円。2021年も、コロナ禍での人々の行動や意識の変化、経済活動や生活行動の制限があるため、どれほどの売り上げになるだろうか?
 その日は本来、11月1日に行われるキリスト教の祝日(万聖節)の宵祭り。またケルト民族の収穫感謝祭でもあった。
 人々はかがり火を焚いて悪霊を追い払い、その火をカボチャで作ったちょうちんにかざして、魔女や悪魔を追い払いながら村々を練り歩いた。その行事が米国に渡り、仮装した子供たちが家々を回って、リンゴやお菓子をおねだりする陽気で楽しいお祭りとなった。
 ハロウィーンの私の思い出と言えば、売り場の庭師とグリーンサムの仕事を、30年以上こなしてきた中で、出張先(京都の北山ハロウィーンマーケット)で目にした、巨大なカボチャの彫刻コンテストと作品の素晴らしさ。かつてないカルチャーショックだった。
 ハロウィーンの飾り付けやテーブルコーディネイトで、各地を回ったが、現場では幾つかの課題を目にした。①販売スタッフが、ハロウィーンの由来やうんちくを語れない。
②扱い商品のイメージとミスマッチなキャラクターの小道具を多用。
 他には、・・・(全文は、10/19の繊研新聞紙上を!)

売り場のグリーンサム バックナンバー 》

 ◇ 10/5   売り場のグリーンサム①「入り口は広く、什器は低めに」
 ◇ 10/12 売り場のグリーンサム②「売り場の庭師と園芸名人は見た」


販売業務におけるパフォーマンス バックナンバー 》

 ◇ 6/1   販売業務におけるパフォーマンス ①「CSとパフォーマンスの天秤棒」
 ◇ 6/8   販売業務におけるパフォーマンス ②「服(福)の女神の好物は?」
 ◇ 6/15 販売業務におけるパフォーマンス ③「目ヂカラと体話&対話」
 ◇ 6/22 販売業務におけるパフォーマンス ④「たおやかな「おじぎ」」
 ◇ 6/29 販売業務におけるパフォーマンス ⑤「絶妙な立ち位置と所作」
 ◇ 7/6   販売業務におけるパフォーマンス ⑥「パフォーマンスカラーとメイク」
 ◇ 7/13 販売業務におけるパフォーマンス ⑦「それぞれの販売スタイル」
 ◇ 7/20 販売業務におけるパフォーマンス ⑧「究極のホスピタリティーとサービス」
 ◇ 7/27 販売業務におけるパフォーマンス ⑨「進化し続ける心・知・技」
 ◇ 8/3   販売業務におけるパフォーマンス ⑩「エンターティナーと身ぶり学」
 ◇ 8/10 販売業務におけるパフォーマンス ⑪「おもてなしのビクトリーブーケ」
 ◇ 8/17 販売業務におけるパフォーマンス ⑫「その姿はキャリアを物語る」
 ◇ 8/24 販売業務におけるパフォーマンス ⑬「言の葉と会話&歓談力」
 ◇ 8/31 販売業務におけるパフォーマンス ⑭「あうんの呼吸とアイコンタクト」
 ◇ 9/7   販売業務におけるパフォーマンス ⑮「真実の瞬間とサービスをひも解く」
 ◇ 9/14 販売業務におけるパフォーマンス ⑯「ハモるビジュアルとキャッチフレーズ」
 ◇ 9/21 販売業務におけるパフォーマンス ⑰「多様な目つきと表情筋」
 ◇ 9/28 販売業務におけるパフォーマンス ⑱「おもてなし空間のマネージャー」

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