繊維ニュース 編集部ブログ

2018 20 Jul

涼しげなインド衣料

 【大阪本社】先日、インド貿易振興局が主催する「第39回インド衣料品展」(IGF)、「第29回インド家庭用品展」(IHF)、「第1回インドシルクフェア」(ISF)の合同展に行ったときのこと。会場までの移動手段は自転車を使ったものの、炎天下のため到着する頃にはへとへとになってくたびれてしまった。

 今年の夏は格別に暑い。岐阜では、最高気温が40℃に達した時もあり、猛暑日が続く。気象庁は、42都府県に、最高気温が35℃以上になると高温注意情報を発表したばかり。外出時には帽子をかぶるなど気を付けるべきだった。

 会場内は打って変わって空調が効いており快適そのもの。インドの衣料は、薄地の綿素材が涼しげで印象に残った。ロングワンピースは、シルエットもゆったりしてリラックスした雰囲気。レースや刺しゅうを全面に施したブラウスやポンチョなども多く見られ、装飾的な意味だけでなく、風通しを良くする工夫があるように思えた。

 インドの気候は国土が広大な分、場所によって気候や気温は大きく異なるが、内陸部の夏は日中の最高気温が40℃を超え、45℃になる日もあるらしい。近頃の日本は、気候的には熱帯と言えなくもない。インドの衣料品はクールビズの観点から見ても秀逸に感じる。(和)