繊維ニュース 編集部ブログ

2017 12 Dec

銀杏(イチョウ)

【大阪本社】今日12日は、旧暦では10月25日に当たり七十二候では大雪の次侯、熊穴に蟄る(くまあなにこもる)。

 道路幅44㍍の御堂筋に黄色一色の絨毯が敷き詰められた。銀杏の花言葉は「荘厳」 「長寿」 「鎮魂」。「荘厳」は、神社やお寺のご神木としてよく植えられることにちなむ。「長寿」は、植えてから実がなるまで時間がかかることと、千年以上の樹齢を持つ生命力の強さに由来する。

 原産地は中国、今から約2億5千万年前から存在していたといわれる植物で約17種あったイチョウ科唯一の生き残りで、絶滅危惧種に指定された。       御堂筋完成時の1937年に並木を植えるに当たって、イチョウは「姿に風格があり、季節感がある。東洋の特産であるイチョウが外国人に珍しがられ、国際都市大阪を目指すにふさわしい」と採用された。今年大阪を訪問した700万人の外国人を当時から予想したかのように。(博)