マサ 佐藤

2017 14 Dec

在庫は残した方がいい??

★在庫を残した方が儲かる??

この時期になると、冬のセールの価格施策も決定していること思いますが、ここで読者の皆さんに問題です。

 

”ある男がワゴン車で弁当屋をすることにした。弁当の売価は500円。原価は100円。500個用意した。

 

A 300個は定価で売れたが、売れ残りそうだったので、残り200個を40%オフして売った。そうすると全部弁当は売り切れた。

B 300個は定価で売れたが、売れ残りそうだったので、残り200個を30%オフして売った。しかし、弁当は売り切れず25個も余ってしまった。賞味期限があるので、残った弁当は廃棄した。

 

​この2つのケースの場合。MD目線で見ると選択すべきはAかBかどちらでしょうか??”

→Aのケースは粗利高が160,000円。粗利率は76.2%。

→Bのケースは弁当廃棄前の粗利高が163,750円。粗利率は77.5%。しかしながら、弁当25個も廃棄してしまっているので、弁当25個分の原価2,500円を廃棄前の粗利高から差し引くと161,250円の粗利高で粗利率76.3%。

 

となると、MDとして選択すべきは、実はBになります。

 

★感覚や社内の決まり事で、OFF率を決めていないか?

ここで、何が言いたいのかというと、ある意味。その時々の状況によっては、在庫を残した方が良いケースもあるということです。(しかも服は食料品のように簡単には廃棄しない筈?)

 

もうすぐ冬のセールが本格的に始まりますが(もう実際スタートしていることもある。)、ただ目先の在庫を減らしたいがためだけに、OFF率を適当に決め、むやみやたらにセールしているケースが多くみられます。また、組織のルールとして、使えるOFF率の数値が予め決まっていたり、予定調和のようにセールスケジュールを組む等。「OFFすることで何が起こるのか??」という意味を「在庫を減らすこと」「組織の決められたルールの意味も考えずに守ること」以外に全く考えない組織もあります。

 

しかしながら、上記の例で示したように在庫を減らすことだけに集中しすぎると、本来とれた筈の儲けを失うことがあるということです。また、そのような組織の店頭やECは過度な赤プラが横行し、その程度によっては某アメリカのブランドのように、お客様からブランド不振を招いてしまいます。

 

★委託商売が良いとは限らない

また百貨店バイヤーであれば知っている筈ですが、委託商品の掛率が高いケースで、その商品が多く売れた場合。該当商品を買取にし、掛率を下げ商品を売った方が、仮に在庫が残ったとしても、その方が得をすることも多いということを理解すべきです。

 

昨今、この業界は厳しいと言われますが、今の自分の仕事に関して何の疑問をもたず作業のように仕事をしている。その意識を変えることこそが、このご時世を生き残るヒントだ!と考えるきっかけにこのブログがなったら良いと願い。今回のブログを〆ます。

 

 

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